2016年10月28日9:00
Amexは会計ソフトのインチュイットと提携し、スモールビジネス向けの融資サービスをはじめることになった。インチュイットのオンライン会計ソフトQuickBooksの利用者で、なおかつAmexのOpenビジネスカード会員が対象だ。
これまでカード会社はスモールビジネス向け会計ソフトと提携していたが、その範囲は会計ソフトにカード利用データを抽出するというサービスにとどまっていた。
今回の提携は短期の低額融資というユニークなサービスだ。トランザクションレンディングの一種で、スモールビジネスはキャッシュフローを改善できる。
米国中小企業局によると、スモールビジネスの破綻要因の2番目は不十分なファイナンスか遅れだという。自動会計処理とAmexの即時融資(60秒)でこの問題を解決する。
サービス名称はAmerican Express Working Capital。ペイパルやアマゾン、スクエアなどのトランザクションレンディングの類似サービスだが、会計ソフトとの連携でキャッシュフローを把握するところがユニークだ。