2016年12月19日9:00
スモールビジネス向けオンライン融資のキャンキャピタル(Can Capital)に異変が起きているようだ。
CEOのダン・デメオ(Dan Demeo)氏が突然辞任した。解任されたのかもしれない。これまで法務を担当していたパリス・サンチェ(Parris Sanz)氏がCEOに就任。COOには顧客センター長が就任している。
キャンキャピタルは2010年創業のフィンテックベンチャー。時代の寵児としてもてはやされていた。これまで調達した資金は3回のラウンドで9,300万ドル。融資総額は60億ドルだ。
問題は回収方法。日々の売上から返済という仕組みが機能しなかった。特定の融資が期待値に達せず、回収のプロセスを変える必要があるとレビューしている。
現在7万件のスモールビジネスに融資しているが、2016年中の新規融資はストップし、既存顧客のサービスに集中する計画だ。