2017年5月11日9:00
モバイル投資のロビンフッド(Robinhood)が新たに1.1億ドルを調達した。今回を含め4回のラウンドで調達した総額は1.76億ドルになる。
ロビンフッドは2013年創業のスタートアップ。本社はパロアルト。特徴は取引手数料無料(Zero Commission)だ。
従来の株式取引は手数料が有料だった。E*Tradeの場合、最大で10ドルの手数料がかかる。ロビンフッドはこれを無料にした。
現在利用者は200万人。取扱高は500億ドル(5.5兆円)を超えている。利用者の手数料削減は計り知れない。
マネタイズはどうしているのか。2016年にはRobinhood Premiumを開設。月間10ドルの手数料を徴求している。
Premium会員は信用枠を付与され、時間外取引ができる。利用者は月間17%の勢いで伸びているという。
今回の大型投資をリードしたのはDST Global。Index VenturesやGreenoaks Capital、Thrive Capital、Ribbit Capitalも参加している。これでロビンフッドの時価総額は13億ドル。ユニコーンの仲間入りを果たした。