2017年4月6日17:10
PayPal(ペイパル)とVisaは、米国におけるパートナーシップをアジア太平洋地域にも拡大すると発表した。
同パートナーシップの拡大により、アジア太平洋地域におけるVisaの発行会社はカードホルダーに対して、ペイパルでオンライン決済できる加盟店であればチェックアウトすることが可能になる。さらに、Visaの非接触決済「Visa payWave」を利用可能な小売店舗でもペイパル支払いが可能となる。
これは、 2016年7月に発表された米国でのペイパルとVisaの戦略的パートナーシップの適用エリア拡大の位置付けとなる。
具体的に、ペイパルとVisaは、ペイパルでの支払いができる小売店舗にて、より簡単にVisaカードで決済する環境を提供する。また、ペイパルは、デジタル決済の普及をさらに強化するため、「Visa Digital Enablement Program(VDEP)」のプログラムのメンバーシップを拡大する。 VDEPはVisaのパートナーにトークナイゼーション技術へのアクセスを提供し、 モバイル機器やコネクテッド・デバイスを利用した決済を実現。これにより、VisaのVisa payWaveを利用可能な小売店舗でもペイパル支払いが可能となる。
さらに、ペイパルとVisaはアジア太平洋地域の新興市場における電子決済の利用拡大を目指す。
また、Visaは、ペイパルの顧客が受け取った資金をリアルタイムで別のVisaアカウントに移動できるように、Visa Direct(Visaアカウント間での送金ソリューション)を利用したオプションも提供するそうだ。