2017年5月10日9:00
オンライントランザクションの増加によって、銀行間決済ネットワークへのニーズはバッチ処理から24時間年中無休のリアルタイム処理へと移行している。
日本もファスタペイメンツ(Faster Payments)の移行計画を進めているが、カナダでも同様の動きがある。
2016年12月、カナダ決済協議会(Payments Canada)は、決済システム変革のロードマップをまとめた。これに則ってファスタペイメンツ開発の入札がはじまった。
今回入札に参加するのは、英国のVocalink(ボーカリンク)、イタリアのSIA、そして地元カナダのCGIの3社。今後数カ月で勝者が決まる。
これまでの実績からいうとVocalinkが優勢。シンガポール、タイ、米国で開発支援している。SIAは汎ヨーロッパでの開発実績がある。勝者はアクセンチュアと協業する予定だ。