2017年5月23日9:00
香港の証券会社が狙われている。2017年3月末までの18カ月間のハッキング件数は27件。12社が被害にあった。
顧客のネット取引口座を盗み、不正な証券取引を行なっていた。被害総額は1.1億ドル、120億円を超える。
この被害に対し、香港SFC(Securities and Futures Commission)がサイバーセキュリティ強化ルールを提示した。このガイドラインでは20項目のセキュリティ要求を設定している。
2要素認証や、通常の利用パターンからはずれたアクティビティに対し即座に通知するサービスが含まれている。
ハッカーは脆弱なシステムを狙い、集中攻撃をかけてくる。これまで香港の証券会社のセキュリティはプリミティブなものだったようだ。