2010年9月21日11:40
セディナは9月21日、デジタルペンを活用したクレジット申込みシステム「デジタルペンECO」を9月中旬から導入し、10月から本格展開すると発表した。なお、このシステムは、大日本印刷のデジタルペンシステムを利用して開発したものである。
デジタルペン(アノト方式)とは、特殊な電子ペンと専用契約書(申込書)を使用し、契約書(申込書)に記載された申込情報や筆跡を直ちに電子化、そのまま最寄りのパソコンもしくはサーバに送信するシステムであり、セディナは2006年に信販業界で初めて導入し、現在では多くの業種の加盟店で利用されているという。
今回、導入する「デジタルペンECO」は、このデジタルペンのクレジット申込み機能をさらに進化させたものである。割賦販売法で記入が義務付けられている項目が未記入だった場合に、自動的に漏れをチェックするシステムである申込み内容の「完全記入チェック」とデジタルペンで記入された申込みデータを申込み原本としてペーパーレス対応を行う「契約書(申込書)レス対応」の機能により、顧客の個人情報保護と加盟店および同社の業務効率化を実現し、安全でスピーディーな審査業務、および精算業務を行うことができるという。
また、「デジタルペンECO」では加盟店PCで自動的に申込書の完全記入チェックが行われるため、リアルタイムで審査部署に「完全記入済みの申込書データ」を送信することができる。
さらに、契約書回収の省略により、加盟店、セディナ双方にとって精算業務の簡素化が図れるとともに、加盟店は従来のような契約書保管の必要がなくなるため、紙の紛失リスクを大幅に削減でき、顧客の個人情報保護にも役立ち、業務効率が向上するなどのメリットが生まれるという。