2017年7月18日9:00
チケット販売最大手のチケットマスターは、紙のチケットに代えて、スマートフォンの音波で入場できるようにする。
音波サービスを提供するのはリスナー(Lisnr)。スマートトーン(Smart Tones)と呼ばれる超音波を使って、相手を特定する。
利用者はイベント会場でスマートフォンを取り出し、チケットデータをタップしてブロードキャストする。会場の端末がそれを聞き取りチケットの真正性と本人を特定する。
スマートトーンは18.7キロヘルツから19.5キロヘルツのオーディオ信号を生成。人間の耳ではほとんど聞き取れない。
QRコードやNFC決済に比べ、不正防止能力が高く、入場処理のスピードが速い。導入コストも安い。不正率は0%、本人特定率は100%、入場処理は1秒以下である。