2017年8月18日20:11
バリューデザインは、クラウド型電子マネー発行管理システム「バリューカードASPサービス」にて発行・管理を行うハウスプリペイドカードおよびブランドプリペイドカードの取扱高(プリペイド入金額)が、2017年6月期(2016年7月1日~2017年6月30日)の連結会計期間において、総額2,000億円超となったと発表した(2017年6月期累計:205,281百万円。前期比91.5%増)。これに伴い、取扱高の一定割合を得るシステム手数料収入は前期比34.0%増加している。
取扱高は、新事業年度(2018年6月期)の初月(2017年7月)においても前月比6.7%増となっており、今後も一定の成長が続くと考えられると同社では発表している。
ハウスプリペイドカードにおいては、2017年6月期に本格稼働したスーパーマーケットをはじめとする大型の案件が大きく貢献し、前期比107.8%増の150,340百万円となった。スーパーマーケット業態においては、従来型の紙のポイントカードの電子化のほか、プリペイドサービスを追加することによる顧客サービスの向上(レジ決済のスピードアップ、入金時インセンティブ付与等)が業界全体で進んでいるという。バリューデザインは、POSベンダーなど、同業態に深い関係を持つ企業との提携や、10年以上にわたるプリペイドサービスの運用の知見を生かしたサービス設計、店舗オペレーション設計や関連機器・システムの導入までさまざまな支援プログラムにより、20社以上のスーパーマーケットへのサービス導入を進めたそうだ。
ブランドプリペイドにおいては、既存のイシュアの提携先における入金・利用が引き続き好調であるほか、前期に導入を行った新規イシュア・提携先による新たなブランドプリペイドサービスも貢献し、前期比38.3%増の54,941百万円となったという。