2018年3月5日11:07
クレディセゾンは、東南アジアの配車サービス大手であるGrab Inc.(シンガポール、グラブ)と資本業務提携のうえ、Grab Financial Services Asia Inc.(グラブフィナンシャルサービスアジア)を設立し、東南アジアにおいてスマートフォンを活用したローン提供を行うデジタルレンディングを開始すると発表した。
グラブは、東南アジアにおいて、モバイルアプリケーションを活用してドライバーと乗客をマッチングする配車サービスを、8カ国、178都市で展開している。登録ドライバーは240万人、1日当たりの乗車数は400万件、同社アプリのダウンロード数は8,100万件となっている。また、グラブの提供する地域におけるモバイル決済サービスの「Grab Pay(グラブペイ)」も展開している。
グラブフィナンシャルサービスアジアでは、クレディセゾンが30年にわたり日本のリテールファイナンス事業で培った与信ノウハウを活用し、グラブの登録ドライバーや配車アプリ利用者のデータ、およびグラブペイの利用により蓄積したビッグデータを活用し、精度の高い信用スコアリングを構築することで、グラブユーザーの日々の資金ニーズへ対応していきたいとしている。まずは、グラブ登録ユーザーへのローン提供から開始し、一般ユーザーへ拡大していく方針だ。