2018年9月7日17:21
公益社団法人京都市観光協会は、外国人観光客の受入環境整備の一環としてキャッシュレス決済の環境整備を推進しているが、2018年9月6日、地域情報化推進団体である合同会社KICSに、観光関連の公益法人として初めて参画したと発表した。
同協会では、これまでに、クレジットカードブランドであるVisaと連携した取り組みのほか、運営する二条城売店でのキャッシュレス決済導入などに取り組んでいる。また、2018年6月に発表した今後3箇年の経営戦略においても、主要事業のひとつにキャッシュレス決済の推進を掲げ、8月には、観光事業者が行うキャッシュレス対応事業等に対する助成金の交付事業を実施した。
合同会社KICSとも同月、「京の七夕」二条城夏季ライトアップ事業における入城料キャッシュレス決済の試行実施を共同で協力した。
今回の参画を機に、同社が提供するVisaやMastercardなど主たるカードブランドに加え、銀聯カードや電子マネー等に対応したキャッシュレス決済のシステムを、同協会の会員に対し提供することを通じて京都観光のさまざまなタッチポイントでのキャッシュレス決済の利用を進め、観光消費のさらなる拡大を図っていきたいとしている。