2018年9月26日8:00
テモナが提供するASP型ショッピングカートシステム「たまごリピートNext」は、6月1日よりAmazon Payを決済オプションとしてラインナップ、ユーザーへの提供を開始した。Amazon Payを選択した購入者は、会員登録を済ませていない初めて利用するECサイトであっても、AmazonアカウントのIDとパスワードを用いて、住所やクレジットカード番号など多くの情報を入力する手間なく、快適かつスピーディに購入手続きを行える。これにより事業者(ショップ)では、途中で購入をあきらめてしまう“カゴ落ち”を減らし、新規会員獲得を加速させる効果が見込める。6月29日には、「Amazon Pay連携記念セミナー」を開催し、Amazon Payの仕組みや利用のメリットについての説明を行った。(提供 テモナ株式会社)
AmazonアカウントのIDとパスワードを用いて便利で安心なショッピング体験を提供
テモナが6月1日に「たまごリピートNext」の決済オプションに追加したAmazon Payは、AmazonアカウントのIDとパスワードでログインし、注文を確定することによって、Amazonに登録してある住所やクレジットカード番号などの情報を使って決済を行うサービス。もちろん定期購入にも対応している。
購入者にとってのメリットの1つ目は、利便性。PCとモバイルを合わせたAmazon.co.jp の月間ユニークビジター数は約5,100万人。すでにAmazonアカウントを保有し、日常的に使用している多くの人にとって、同じアカウントをほかのサイトでも使えれば、新たにID・パスワードを設定・管理する必要もなく、便利である。2つ目は、スピード。Amazonアカウントで住所やクレジットカード番号などの情報が連携されるため、入力の手間が大幅に軽減され、スピーディに購入手続きを完了できる。
3つ目は、安心感。連携するのは名前、住所、電話番号、メールアドレスのみで、クレジットカード番号はAmazon側で管理し、事業者(ショップ)には渡らない。このため情報漏洩のリスクが低い。ちなみに事業者からAmazonに渡される情報は決済金額のみで、何を買ったかなどの情報は開示されないという。6月29日に行われた「Amazon Pay連携記念セミナー」の講演の中で、アマゾンジャパン合同会社 Amazon Pay事業本部 営業部 マネージャーの山本泰嗣氏は、「Amazon Payが目指しているのは、お客様が便利で安心に買い物ができることです。データ収集を目的にはしていません」と説明した。
一方、事業者にとってのメリットの1つ目は、新規顧客の獲得。ある事業者では、ゲスト購入者のうち40~50%がAmazon Payを選択し、そのうち60~80%が会員登録まで完了。この比率はほかの決済方法を選択した購入者と比較し、有意に高かった。2つ目はコンバージョン率の改善。入力工数が圧倒的に少ないために、離脱(カゴ落ち)が抑制され、コンバージョン率が4倍近くに上がった例もある。3つ目は、不正取引対策。Amazonが24時間、不正取引を監視しており、万一事故が起きた場合、Amazonが損害を一定の条件で保証する。
コンバージョン率改善に確かな手応え
Amazon Payの認知度の向上に伴い、一層の効果に期待
「Amazon Pay連携記念セミナー」では、Amazon Pay導入事業者2社と、アマゾンジャパン合同会社 Amazon Pay事業本部 営業部 部長の成田建介氏がパネラーとして登壇し、テモナ株式会社 事業推進グループ 執行役員CMO 青栁陽介氏がモデレータを務めて、Amazon Pay活用の効果に関するパネルディスカッションが行われた。
事業者として登壇した1社は、自動車のメッキ金属加工を本業としながら、皮膚科学に基づく化粧品などを製造・販売する日東電化工業株式会社 ヘルスケア事業部 セールスユニット BtoCリーダーの正田仁志氏。群馬県高崎市に本拠地を置き、ヘルスケア事業部ではOsoto、Osajiなど直営店9店舗と、通信販売を展開している。決済方法の多様化に対応するのは当然のことと考えており、「たまごリピート」にAmazon Payが実装されるとすぐに導入。「Amazon Payの導入は、購入者にとっても事業者にとっても、メリットでしかありません。コンバージョン率、再購入率の向上を期待しています」と語った。
もう1社の事業者は、本業のWEBマーケティング支援を発展させるかたちで九州の食品を紹介・販売するWEBサイト「ふるまいマルシェ」を運営する、宮崎県都城市に本拠地を置く株式会社SORA&Co. EC事業部 マネージャーの田中健郎氏。「現在、Amazon Payの利用率は全体の20%ほど。お客様に電話でネット通販での買い方を説明する場面も多いのですが、Amazon Payを案内すると、『すごく簡単だね!』という驚きの声が聞かれます」と発言。「決済の簡便化、コンバージョン率の改善ももちろん素晴らしいのですが、加えてレスポンスが素晴らしい。わからないことをメールで尋ねると、1時間も待たずにAmazon Payのサポートチームから電話があって、親身になって説明してくださるのです」と続けた。
2社からは、Amazon Payの知名度がもっと上がれば、利用率も上がり、事業者のメリットもさらに高まるだろうという指摘が。
Amazon Pay事業本部の成田氏は、「効果が上がっているという声をいただいて、とても嬉しい」としながら、「知名度を上げるために、まずわれわれは、Amazon Payが使える場所を増やしていきます。今回の『たまごリピートNext』との連携により、導入してくださる事業者が増え、これを通じて知名度も上がっていくでしょう」と語った。
「たまごリピートNext」×「Amazon Pay」で継続率の向上、LTVの最大化を図る
累計導入社数1,300社、利用者数1,400万人、流通総額900億円で業界シェアNO.1のASP型ショッピングカートシステム「たまごリピートNext」は、2018年4月にUI・UXを向上させ、大幅なリニューアルを行ったところであるが、今回のAmazon Payとの連携でまたひとつ、ユーザビリティが向上することとなった。
「近年は移動時間や休憩時間などのスキマ時間に、スマホからショッピングを利用したいという人が増えています。ところがスマホからの入力はとても不自由で、カゴ落ちが起きやすい。多くの入力を省けるAmazon Payの導入は、カゴ落ち率の改善に大きな効果があります」と、テモナ株式会社 事業推進グループ セールスチーム セールスコンサルタント 益子亮太氏は言う。「さらに、Amazon Payは定期購入にも対応しており、初回にAmazon Payで支払いすることに同意していただくと、2回目以降、任意のタイミング、任意の金額で事業者から購入者に請求することができます。コンビニ払いや代引きでの購入者の場合、定期購入継続率を上げるために、なんらかのオファーを付けてクレジットカード払いや口座引き落としへの変更を促す施策が必要になるのですが、Amazon Payで申し込んでいただければその手間も不要になります」(益子氏)
「たまごリピートNext」の料金プランは、月商1,000万円を目指すスタートアップ通販事業者向けのスタンダードプランで、初期費用69,800円、月額49,800円。Amazon Payの決済オプション利用料金は、初期費用なし、月額費用5,000円で、サービス手数料は決済金額の4.0%。
「リピート通販に特化し、購入者を離脱させない仕組みをふんだんに採り入れた『たまごリピートNext』に、Amazon Payをプラスして、LTVの最大化、売上の最大化を図っていただきたいと思います」(益子氏)
■お問い合わせ先
テモナ株式会社 事業推進グループ マーケティングチーム
東京都渋谷区渋谷2-12-19 東建インターナショナルビル本館9F
03-6635-6452
URL:https://tamago-repeat.com/