2018年11月8日20:22
モスバーガーを展開するモスフードサービスは、無人のレジで利用者に会計をしてもらう「セミセルフレジ」を東京および関西の7店舗で、2018年11月に順次導入する。国内モスバーガー店舗でセミセルフレジを導入するのは、今回が初となる。
今回導入するセミセルフ方式は、既存のレジ機器をそのまま活用したうえでセミセルフアプリケーションと自動釣銭機を追加するため、導入コストを極力削減できる自動化方式となる。特に駅前や商業施設周辺などの都市型店舗では、ピーク時のレジ回転数を大きく向上でき、利用者のレジ待ち時間を短縮することが可能だ。
セミセルフレジを導入することで、会計時間の減少や、釣銭のミスの減少といった効果が見込めるという。実験導入店舗では、会計に要する時間が一人あたり最大5秒程度減少し、昼ピーク時のレジ回転数が約 50%向上(昼ピーク時のオーダー数が60から90程度へ増加)したという。
システムの流れとして、有人カウンターにて商品注文(電話やインターネットによる事前注文も可能)を行い、セミセルフレジで現金、クレジットカード「Visa」「mastercard」「銀聯」、電子マネー「楽天 Edy」「交通系 IC」「モスカード」のいずれかで支払った後、ドリンク/バーガーなど商品を提供するという。
同チェーンでは、低投資で導入が可能な今回のセミセルフレジ方式を拡大するとともに、今後、フルセルフ方式の採用も含めて立地や店舗の状況を踏まえた最適なシステムを開発し導入を進めていきたいとしている。