2018年12月2日9:00
今から30年前の1988年、英国には20,583の銀行支店があった。それが現在では7,586支店に減少している。
つまり、この30年間に約3分の2が閉鎖したことになる。英国世帯のうち約20%は、最も近い支店が3キロ以上離れているという状況になってしまった。
支店閉鎖に伴い、多くの銀行は郵便局と提携し、業務を移行している。しかし住民の45%は、郵便局が銀行の代替として使えるという認識がない、という調査結果が出た。
さらに、47%は将来的にも郵便局は使わないと回答。その理由は、スタッフの金融専門性がない(28%)、長い列に並ばなければならない(42%)、家族のプライバシーが守れない(32%)、銀行と直接取引したい(59%)だった。