2019年2月9日9:00
ケニアのモバイル決済が力強い伸びを示している。2018年のトランザクション金額は3.98兆シリング(約4.3兆円)で、2017年から10%も伸びて、GDPの44%になった。
1日の平均トランザクション金額は10.92億シリング(約12億円)。ケニアのモバイル決済は、銀行やその他の金融システムと同様、人々の生活に欠かせない存在になっている。発表したのはケニア中央銀行。
成長要因は、利用者の増加と、受付事業者の拡大だ。小売や卸売、農業、ヘルスケア、金融機関などが決済システムにモバイル決済を採用している。金融機関はモバイル決済と連動したモバイルローンやスポーツくじを提供している。
M-Pesaはケニア最大のモバイル決済。運営するサファリコムの収益もアップしている。2018年半期の収益は355.2億シリング(約390億円)で前年より18.2%も伸びた。