2019年2月14日8:00
札幌市、一般社団法人札幌観光協会、札幌市教育委員会、札幌商工会議所は、「第70回さっぽろ雪まつり」が大通会場では2019年2月4日~11日、つどーむ 会場では1月31日~11日まで開催した。会場では、電子マネーやQR決済が利用できる店舗も見受けられた。また、ビザ・ワールドワイド(Visa)では、同期間中、「Visaのタッチ決済」をPRするキャンペーンを行った。
「電子マネーあったかスペース」が登場
さっぽろ雪まつり期間中、大通会場とつどーむ会場の店舗では、WAON、nanaco、SAPICA、Kitacaをはじめとした交通系電子マネー、QUICPayが利用できた。
大通6丁目会場内には、「電子マネーあったかスペース」が登場。同スペースでは、会場内の対象店舗で電子マネーを利用して、1,000円(税込)以上の電子マネーレシートを持参、もしくは電子マネー3,000円をチャージした人は抽選会に参加できる取り組みを行った。抽選では、ギフトカード、各電子マネー事業者のグッズを抽選でプレゼント。無料で休憩ができる同スペースでは、各電子マネー事業者のサービスも紹介された。また、WAON、nanaco、SAPICAのチャージを行うことができた。
なお、北海道のイオングループであるイオン北海道とマックスバリュ北海道では、「雪ミク」誕生10年目を記念し、2019年2月12日から、ご当地WAON「SAPPORO❄雪ミクWAON」の限定バージョン「SAPPORO❄雪ミクWAON 2019」を枚数限定販売しているが、大通会場とつどーむ会場、新千歳空港内「雪ミク スカイタウン」で2月4日から先行販売した。イオン北海道によると、雪まつりでの開始当初の売上は好調とのことだった。
「Alipay」と「WeChat Pay」に加え、「LINE Pay」決済も可能に
雪まつり会場には、海外および国内から数多くの観光客が訪れるが、中国のモバイル決済サービス「Alipay」と「WeChat Pay」、国内のモバイル決済サービス「LINE Pay」も利用できた。Alipayは、ニッセンレンエスコートがアクワイアリングを実施。一方、WeChat PayとLINE Payは、サツドラホールディングスのグループ企業であるリージョナルマーケティングがアクワイアリングを実施した。いずれも北海道に根ざした企業となる。今年は、店舗に設置したQR コードを利用者のスマートフォンで読み込む「店舗設置型QR」による運用が行われた(2018年は専用端末による運用)。
Alipayは、昨年の29店舗から大幅に導入店舗を拡大し、大通とつどーむ両会場あわせて約120店で利用できた。また、アリペイジャパンの協力により、Alipayで決済すると代金が20%オフ(1人2回まで、1回につき最大8元まで)になる特別キャンペーンも実施した。
WeChat PayとLINE Payは、大通会場・つどーむ会場約 120 店舗へ導入。LINE Payは、今年が初の運用となっている。利用者はQRコードをスマホで読み込み、WeChat PayとLINE Payのいずれかを選択して支払いを行った。
NIPPON Platform は、大通会場にブースを設け、ブース内でシンガポールの「NETS」など、モバイル決済サービスをPRした。2月8日には、「NETS」の経営幹部も会場に訪れた。また、地方自治体との取り組みも紹介した。
Visaが「Visaのタッチ決済」をPR
ビザ・ワールドワイド(Visa)では、さっぽろ雪まつり期間中、Visaの決済を1,000円(税込)以上利用した人に対し、利用控えを抽選会場で提示した人のうち1,500名に「ウェラブル型プリペイド」が当たるキャンペーンを実施した。また、「Visaのタッチ決済」利用で抽選回数が倍になった。同キャンペーンは、三井住友カードの協力を得ている。
また、さっぽろ雪まつり期間中、札幌駅前地下歩行空間・チカホで開催される「ユキ・チカ in さっぽろ雪まつり」の会場内では、セイコーマートの「ポップアップストア」が出現したが、Visaのタッチ決済をはじめとしたキャッシュレス決済が利用できた。同会場では、セコマがプリペイドカード「Pecoma(ペコマ)」をPRしていた。