2010年11月07日9:00
非接触ステッカーでモバイル決済を推進するブリングネイション(BlingNation)の利用者が400万人を超えた。
ブリングネイションは2008年の設立。地域振興のための決済手段として展開しているカリフォルニアのベンチャー企業が、着々と利用顧客数を伸ばしている。
ブリングネイションのアプリは、いまやiPhoneの無料金融アプリで第4位のダウンロードにもなっている。
急速に伸びている要因のひとつはPayPal口座と連携していること。PayPalはブリングネイションをリアルショップでの決済ツールとして位置づけるまでになった。
PayPalはフィデリティやS1、グリーンドットなどとも提携したが、ブリングネイションのようにPayPalブランドを前面に押出すまでにいたっていない。
VisaやMasterCardなどと比較して、割安の手数料を設定しているのも成長要因。
ショップローカルを支える決済が、PayPalユーザーを捉え、全米に浸透している。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。