2019年8月17日9:00
マーチャントサービスのスクエアは、傘下のフードデリバリーのキャビア(Caviar)を売却することになった。相手は同業のドアダッシュ(DoorDash)。
売却価格は4.1億ドル。キャビアを買収した時に価格は約100億円だったから、投資としてみればまずまずのパフォーマンスだ。というのも運用コストが相当かかっていたから。
ドアダッシュにとっては、トップラインを伸ばせる資産になる。まだ上場はしていないが、ソフトバンクグループなどから大型出資を受け、時価総額は120億ドルを超えている。
スクエアにとってこの売却は、手元資金を確保できたという面が大きい。決済や金融サービスなどマーチャント支援に注力できるという面もある。売却完了は2019年末。
この記事の著者
NCB Lab.代表 佐藤元則
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