2010年11月10日9:00
国際送金市場は、景気減速下でどのように推移しているのだろう。送金サービスのマネーグラムが第3四半期の業績を発表した。
その結果、前年同期は1,830万ドルの赤字だったが、今年は1,000万ドルの黒字に転じた。ただしこれは、コスト削減によって効率性をあげたため。
全社収益は2,929万ドルでマイナス3.8%。国際送金収入も前年同期比0.1%のマイナスで2,662万ドルだった。
送金サービス件数は9%増で、米国以外の伸びが16%となっている。思いのほか、国際送金サービスは、景気減速の影響を受けていないようにも思える。
はたして日本の送金サービス市場は今後どういう方向に舵を取ればいいのか。資金移動業者の知恵の出しどころである。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。