2019年12月13日8:45
Mastercardは、デビットカードを中心にイタリアで利用されている。また、国際ブランドとしてのシェアも高く、非常に重要な市場であるとしている。
コンタクトレス取引が増加、キャッシュレス化比率も高める
ミラノ、ローマ、フィレンツェといったイタリアの主要都市では、Mastercardの非接触(コンタクトレス)機能を使った支払いが可能だ。ミラノやローマでは、地下鉄の全駅で利用できる。地下鉄以外のトラムなどでも5Gへの移行とともに導入されると見込んでいる。
また、店舗の決済端末には、非接触決済機能が標準で搭載。Mastercard Italy カントリーマネージャーのMichele Centemero(ミケーレ・センテメロ)氏は、「2019年9月にはMastercardの取引で75%の比率がコンタクトレスになりました」と話す。
イタリアでは、Apple Pay、Samsung Pay、Google Payといったモバイルペイメントの取引も伸びている。Centemero氏は、「携帯を使ってあらゆるものが支払えるように広めていきたいです」と話す。
イタリアは欧州の中でも現金決済比率が高い国としても知られているが、「現在の75%の現金取引から、5年間のうちに60%に引き下げていきたいです」とCentemero氏は意気込みを語った。
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※取材は2019年11月6~8日までイタリア・ミラノで開催された「Il Salone dei Pagamenti~payvolution~」にて