2019年12月24日18:30
RSAは、Yubicoとの戦略的パートナーシップおよび共同ソリューションを通じて、モダン認証とID保証のエンタープライズソリューション「YubiKey for RSA SecurID Access」を提供すると発表した。同ソリューションは、YubicoのFIDO2対応ハードウェアデバイスと、RSA SecurID Accessが提供する企業向けセキュリティ、リスクベース認証、簡略化した認証情報のライフサイクル管理のメリットを組み合わせている。
今回の戦略的パートナーシップにより、RSA SecurID Accessの企業向けセキュリティによって支えられているYubiKey for RSA SecurID Accessは、シンプルなログインで、さまざまな職場環境のニーズに対応するとした。
YubiKeyは、プッシュ通知、ワンタイムパスワード、SMS認証、生体認証といったRSA SecurID Accessの既存の認証方法をさらに広げ、多様なユーザーやニーズに広範なサポートを提供する。FIDO認証は、デスクトップ、ノートパソコン、モバイルが制限されている環境(コールセンターなど)へのパスワードを使用しないログインなどに適しているそうだ。また、この共同ソリューションは、ユーザーのアクセス、デバイス、アプリケーション、振る舞いに、IDインサイト、脅威インテリジェンス、ビジネスコンテキストをもたらし、ユーザーが名乗る通りの人物であるという信憑性を企業に提供する。
なお、RSA SecurID Accessは現在、企業全体にわたって導入、管理、使用されるYubiKey for RSA SecurID Accessなどの一連の認証オプションに必要な、バックエンドのソフトウェアおよびサービスを提供している。RSA SecurID Accessは、孤立したIDを関連付け、また、パートナーエコシステムの1つであるRSA Readyで、データセンターから、エンドポイント、ネットワークの境界、クラウドに至るまでの企業のアプリケーション全体にわたって、セキュアな登録、アクセス制御、ポリシー実行、ライフサイクル管理を行うための一元化されたプラットフォームを提供するそうだ。顧客は、セキュアな(多要素認証の)登録や、セルフサービス、緊急アクセス、あらゆるエンタープライズアプリケーションをまたいだ単一のFIDO登録といった機能が利用可能になる。
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ペイメントナビ編集部
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