2019年12月24日18:30
デジタルセキュリティベンダーのタレス(Thales)は、2019年12月24日、多要素認証およびアクセス管理、シングルサインオン機能による顧客保護を目的として、SafeNet Trusted Accessソリューションが、すべてのMicrosoftアプリケーションスイートへの統合が完了したと発表した。Azure Active Directory(AD)との統合によって、SafeNet Trusted Accessを実装する企業が、Office 365に留まらずMicrosoft cloud、その他製品、レガシーのWindowsドメインにもシームレスでセキュアなアクセスを実現できる。
「タレス アクセス管理インデックス2019」によると、約半数の企業が、クラウドアプリケーションはサイバー攻撃を受ける要因になると考えているそうだ。世界のIT意思決定者1,050名(日本から100名を含む)を対象に実施した調査でもクラウドアプリケーション(49%)が3位にランクインしていた。1位のIoTデバイス(54%)、2位のウェブポータル(50%)といったインフラストラクチャのセキュリティ対策不足に続く順位となっている。
SafeNet Trusted Accessでログインを一元管理できることで、ユーザーはすべてのアプリケーションへのログインが可能になり、IT管理者も環境内のOffice365と他のすべてのアプリケーションを一元的に保護できるようになる。短期間での導入とスマートシングルサインオン機能を実装するSafeNet Trusted Accessにより、顧客はOffice 365やその他のアプリケーションへの権限に応じて、条件付きアクセスやさまざまなレベルの認証を活用できるようになる。PUSHやハードウェアトークン、SMS、Grid、PKIなどの多要素認証にも対応し、アプリケーションやサービスへのアクセス権限を持つ人のみアクセスが可能になる。
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ペイメントナビ編集部
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