2020年1月16日14:00
東急グループ(東急、東急電鉄、東急バス、東急レクリエーション、東急グルメフロント)は、2020年3月1日から、東急線沿線で交通、映画、食事が一体となったサブスクリプション型チケット「東急線・東急バス サブスクパス」に関する実証実験を開始すると発表した。
同サービスでは、1カ月単位で東急線全線、東急バス全線の乗り放題乗車券を基本とし、「109シネマズ」の映画観放題パス、東急線沿線の駅構内にあるそば屋「しぶそば」の定額パス、専用電動自転車&駐輪場の貸与サービスの中から、追加サービスとしていずれか1つ以上選択し、好きな組み合わせでセット販売を行う。なお、専用電動自転車&駐輪場の貸与サービスは、東急線全線の乗り放題乗車券のみに追加することも可能だ。
申し込みした人には、東急線全線、東急バス全線の乗り放題乗車券(磁気券)に、選択した追加サービスが印字されたサブスクパスを郵送する。追加サービス付きのサブスクパスを提示することで、109シネマズの対象映画館では、有効期間内であれば何度でも映画を鑑賞できるほか、しぶそばでは、全12店舗(一部新規開業予定)で1日1回かけそば、またはもりそばを食べることができる。また、専用電動自転車&駐輪場の貸与サービスでは、東急線沿線の一部の駐輪場に、申込者の専用電動自転車と駐輪スペースを用意する。
サブスクパスの価格は1カ月1万8,000円~(税込)、有効期間は1カ月間で、2020年3月、4月、5月から選択できる。
電車・バス・電動自転車などの交通手段と、映画、食事などの生活サービスが一体となった定額制サービスは、日本初の取り組みとなるそうだ。同サービスは、高齢化に伴い外出機会の減少が見込まれるなか、交通・不動産・生活サービス事業を展開する東急グループの総合力を活かし、交通手段と生活サービスをセットにすることで、利用者の回遊性・利便性を高め、沿線価値のさらなる向上を目的としている。
今回の実証実験では、購入者層のニーズや利用動向を調査する。今後は本実証実験の結果を踏まえ、交通を基軸にしたあらゆるサービスとの連携を念頭に、デジタル基盤での複合的なプラットフォームサービスの本格導入を検討している。
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ペイメントナビ編集部
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