2020年1月23日17:00
メルペイは、Origami全株式の取得によって、Origamiがメルカリグループに参画することについて両社間で基本合意いたしたと発表した。同株式譲渡は、2020年2月25日を予定している。
Origamiは、2012年に会社を設立し、2016年にスマホ決済サービス「Origami Pay」の提供を開始している。また、2018年9月には全国256の信用金庫の中央金融機関である信金中央金庫と資本業務提携を行い、同提携を通じて、地域顧客との強いリレーションを強みとする各地方の信用金庫のネットワークにアプローチすることにより、特に地域の中小事業者へのキャッシュレス化を推進している。両者による本格的な取り組みを開始した2018年11月以降、「Origami Pay」の導入を決定した加盟店は、累計で8万社に到達している。
メルペイは、メルカリの100%子会社として、2019年2月にスマホ決済サービス「メルペイ」の提供を開始した。フリマアプリ「メルカリ」における月間1,450万人の顧客基盤、「メルカリ」上での取引を通じて保有している売上金(年間約5,000億円)を背景に、非接触決済サービス「iD」/コード決済の決済機能、全国さまざまな業種、業態に渡る加盟店基盤を提供している。
2019年4月には「メルカリ」における過去の利用実績等を元に、商品購入代金を翌月にまとめて支払うことができる「メルペイスマート払い」にも対応し、同10月に利用者数500万人を突破している。
今後は、Origamiの提供している「Origami Pay」サービス・ブランドを、利用者・加盟店に対して一定の周知期間を経た後に「メルペイ」に統合するとともに、メルペイとメルカリ、Origami、および2020年1月23日付でメルペイおよびメルカリとの間で業務提携契約を締結した信金中金の4社共同で、地域の中小事業者への「メルペイ」導入の推進によりキャッシュレス社会の実現を目指す。さらに、信金中金が有する全国のネットワークを通じて、「メルペイ」を活用した地域イベントや、「メルカリ」の登録から購入、出品の仕方など「メルカリ」の使い方が学べる「メルカリ教室」、利用促進キャンペーンなどを展開していく予定だという。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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