2020年2月10日17:53
NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、外出先などオフィス以外の場所でワークスペースを確保できる「Dropin(ドロッピン)」について、2020年2月より実証実験を本格化し、トライアル利用者およびワークスペース提供店舗の募集を開始すると発表した。
なお本格実験は、2019年12月よりJR東日本フードビジネスが運営する「BECK’S COFFEE SHOP」「5 CROSSTIES COFFEE」の一部店舗において限定的に実施したトライアル結果が好評であったことを踏まえ、より幅広く参加者を募るだけでなく、新たにワークスペース提供店舗の募集を開始する。
「Dropin」では、スマートフォンの専用アプリを使って、利用者がいる場所の近くですぐにドロップイン(一時利用)できるカフェや、コワーキングスペースなどを探すことが可能で、予約や決済もアプリ上で行うことができる。また、事前に公衆無線LAN(Wi-Fi)や電源の有無、空席状況を確認することが可能だ。
これにより、外出時の隙間時間の活用や、仕事の内容に応じたワークスペースを選ぶことができるようになる。
NTT Comでは、利便性向上のため、カフェ・レストランなどの飲食店だけでなく、コワーキングスペースや貸し会議室などを提供する事業者と独自に提携し、ワークスペースの選択肢を増やしていきたいとしている。また決済方法について、アプリ内決済や法人向けの一括請求支払に対応することで、キャッシュレスで利用できるようにする予定だ。
なお将来的には、AIやセンシングなどの最新技術を活用し、混雑状況や利用者の好みに適したワークスペースをレコメンドすることや、利用者同士がつながるコミュニティ機能を提供することも検討している。
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ペイメントナビ編集部
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