2020年2月25日17:00
TISは、東南アジアのスーパーアプリケーションを提供するGrab Holdings Inc.（本社：シンガポール）と戦略的パートナーシップを目指すために、資本・業務提携したと発表した。出資額は、1.5億ドル（約165億円）となる。
Grabの提供するアプリケーションは、1億8,500万以上ダウンロードされており、ユーザーは同社のアプリケーションを通じて900万人以上のドライバーやレストランなどの加盟店にアクセスすることが可能だ。Grabは東南アジアのオンデマンド配車サービスの提供をはじめ、フードデリバリーサービス、配達サービス、デジタルペイメントサービス、その他金融サービスを東南アジア8カ国339都市に展開している。
TISにとって今回の資本・業務提携は、同社との関係を一層強化するとともに、Grabの東南アジアにおけるビジネス拡大をサポートすることを目的としている。TISの金融および決済領域でのITシステム構築の実績と、これまでに培ってきたテクノロジーのノウハウを活用することで、Grabのモバイルおよび決済プラットフォームサービスの利便性を高めるIT戦略パートナーを目指す。
今回の提携により、TIS とGrabはGrabPayなどのキャッシュレスペイメントの利便性を高めるために、東南アジアおよび日本でのデジタルペイメントのインフラ強化および新たな決済技術の開発にも共同で取り組む。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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