2020年6月3日12:00
クックパッドは、生鮮食品EC「クックパッドマート」において、 商品を事前に購入して商品のお届け日まで体験を楽しめる「先払い型ライブコマース」を開始すると発表した。
第一弾として、横浜中央卸売市場の創業80年を越える老舗のまぐろ問屋「八清」と連携して「まぐろ解体ショー&販売会」を実施。 解体する本まぐろは2020年6月1日8時より販売開始しており、6月6日7時よりまぐろ解体ショーをYouTubeライブ配信する。同まぐろは捌いたその日のうちに届けるという。
同企画は、豊洲・大田・川崎・横浜の各市場や築地魚河岸と連携して6月5日~6月7日に開催する「市場めぐり」マルシェ第二弾の特別企画として実施する。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響によりマルシェ・朝市・市場開放や食に関するイベントの中止・延期が続いている。オフラインでのイベント自粛や中止が続き「生産者」と「消費者」の接点が減少したことで、販売やコミュニケーションの機会が失われている。
緊急事態宣言の解除に伴い、政府からイベント等の開催制限を段階的に緩和していく方針が発表されたが、 以前のようなイベント、生産地などでの交流の機会をつくることは、まだまだ難しい状況だ。
この状況を受けてクックパッドマートでは、4月17日より毎週末金・土・日に「#おうちで楽しもう」マルシェを開催して、販売機会を求める生産者と、食材との出会いを求める消費者をつなげてきた。
また、近年の消費者は商品の背景にある”ストーリー”に共感して購入する傾向が強くなっている。今回の先払い型ライブコマースを通じて、消費者が生産者の想い、生産の現場を知る機会をつくることで、食材をきっかけに、生産者と消費者のより良い関係を構築していきたいとしている。
先払い型ライブコマースは、クックパッドマートで生鮮食品を事前購入した人に、商品を届けるまでの間、生産者や食材にまつわるストーリーやさまざまな体験を提供していく新しい買い物体験だ。
例えば、来年収穫予定のお米を田んぼの区画ごと販売し、事前購入した人に向けて田植えや収穫に参加する権利、ライブ配信などにより生長過程の確認や生産者とのやりとりを楽しめる機会など、食材にまつわるさまざまな体験を商品を届ける日までに提供していく。これにより実際に生産地にいって馴染みの農家さんから直接買い物をしているような体験を実現していくそうだ。また、 利用者が購入した食材のおいしい食べ方・レシピ投稿を推進し、他の利用者や生産者へ伝えることにより、料理の楽しさを広げる取り組みをしていくそうだ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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