2020年6月23日11:50
暁電機製作所は、直接現金に触れずに売上金、つり銭の管理ができる、新型の現金処理決済装置「セルフ@ペイメント自動釣銭機[AES-CBPM]」を開発したと発表した。
AES-CBPMは、売上金や釣銭を収納する内部装置を全てカセット式にしたことにより、一般従業員が現金の装填・回収時に直接現金に触れることが無く、作業をすることが可能になる。すべてのカセットに鍵が付いており、鍵を持っている管理者のみが現金を取り扱うというオペレーションが構築できるため、収納金額と売上金が合わない等という違算リスクの最小化を実現するそうだ。
また同製品は警備会社と共同開発した製品になっており、現金警送サービスが利用することが可能だ。これにより店舗での現金管理業務を軽減することが可能となり、短期間労働者や外国人労働者への業務負担を軽減し、現金管理業務の軽減、効率化を図ることが可能となる。
「セルフ@ペイメント自動釣銭機」では、OPOS(OPOS技術協議会)に準拠した開発ツールを準備しており、現在使用しているキャッシュドロワーや自動釣銭機と同等の接続により導入ができる様にしている。新型コロナウィルスの影響により、非対面決済のシステム導入の検討が各市場にて進んでいるが、現金処理側を利用者側へ向けて、天面にPOSレジを乗せるだけで、非対面・無人決済、セルフレジへと変更することが可能だ。また近年店舗にて導入されている什器一体型のレジカウンタへの埋め込み設置も可能な形状、デザインとなっており、自動釣銭機よりも設置面積が小さいため、店舗スペースを有効に利用することができるという。
また、暁電機製作所では、LCDタッチパネル、レシートプリンタ、バーコードリーダを備えたKIOSKタイプの「キャッシュ@タッチレス端末[AES-CTL]」を用意している。新規に券売機や精算機を導入検討時、導入企業が自由にソフトウェア開発、システム構築することが可能となる。またオプションとして新型コロナウィルス対策用の“飛沫防止対面パーティション”を用意しているそうだ。