2020年10月8日21:50
伊藤園とJR九州リテールは、JR九州管轄の駅構内などの利用者の健康サポートを目的に、「ウェルネス自販機」を協働で展開すると発表した。
「ウェルネス自販機」とは、伊藤園が展開する「健康」に配慮した製品を充実させた自動販売機を指し、全国で約5,000台(2020年9月現在)展開している。伊藤園では、Withコロナ時代の自販機として、「クリーンネス(衛生)」「キャッシュレス(非接触)」「ウェルネス(健康)」を軸に、安心される自販機の展開を行っているそうだ。
一方、JR九州グループは、2030年長期ビジョン「安全・安心なモビリティサービスを軸に、地域の特性を活かしたまちづくりを通じて九州の持続的な発展に貢献する」を掲げており、輸送の「安全」はもちろん、コロナ禍において駅構内などを利用するすべての人に安心を提供したいという想いがあるという。
今回、この両社の利用者への想いが合致したことから、10月8日に博多駅コンコースにJR九州管轄では第1弾となる「ウェルネス自販機」を5台設置した。今後はJR九州管轄全域で展開し、1年間で100台の設置を目指す。
なお、伊藤園では、2009年に交通系電子マネーの搭載を展開し、直近では駅ナカのキャッシュレス決済はその他のロケーションに比べ、より多くの人々に利用されている。加えて、近年はタッチレスで決済できるQRコード決済の利用頻度も増加。そのような中、「PayPay」「楽天ペイ(アプリ決済)」「Alipay」などのQRコード決済が利用できるITアクセス機を積極的に導入し、キャッシュレス対応自販機を現在2万台展開している。また、このQRコード決済に2020年7月より「au PAY」が加わり、8社のQRコード決済が可能となった。
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ペイメントナビ編集部
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