2020年10月8日21:25
プリンスホテルは、同社が手掛ける新たなホテルブランド「プリンス スマート イン」の1号店となる「プリンス スマート イン 恵比寿」を、2020年10月8日に開業したと発表した。
「プリンス スマート イン」は、プリンスホテルのイノベーションを担う次世代型の新たなホテルブランドであるという。時代の変革の中で生まれる新たなニーズに応えるため、ICT、AI技術を導入し、既存の枠にとらわれず常に新たなサービスを追求し、提供している。それらの技術を活用し、「ニューノーマル社会における新たなホテル」として、利用者に安全・安心で快適な空間を提供するだけでなく、スマートフォンによる予約からチェックアウトまでシームレスなサービスを提供することで、デジタル世代の“スマートな滞在ニーズ”に応え、同社が展開するフルサービス型のホテルと合わせて、国内外のより多くの人々のニーズに対応できるホテルチェーンを目指している。
利用者は、「プリンス スマート イン」公式アプリをダウンロードすることで、アプリ内での予約が可能となり、ホテルではスマートフォンをルームキーとして使用できる。アプリ内では1泊ごとにスタンプを貯めることができ、10スタンプで1泊無料のサービスを受けることができる。
また、フロントにてホテルスタッフと対面ではなく、ロビーの自動チェックイン機を使って利用者自身でスムーズにチェックインを行うことが可能だ。さらに、アプリを活用しスマートフォンで事前決済をしてもらうことで、フロントでのチェックアウト手続きが不要となる。さらに、2021年1月中旬より顔認証によるチェックイン機能を導入する。
また、アプリの利用者は従来のようなカードキー形式ではなく、自身のスマートフォンをドアにかざして入室する、スマホキー形式を導入する。
また、チェックイン前の利用者の荷物はフロントで預かるのではなく、宿泊の利用者自身でロビーのロッカーに二次元コードをかざして利用する形となる。ロッカーは利用者の到着時からチェックイン時までご利用が可能なため、ビジネスでの外出や観光に出かける際に活用できる。
そのほか、ロビーでは複合型サービスロボットが利用者や障害物等を自動で回避しながら巡回清掃と施設内の巡視を行う。また、利用者にディスプレイを通じた情報コンテンツの提供を行うことで人との接触機会を低減しながら快適な環境の提供を行うそうだ。
また、ロビーにはマップ型デジタルサイネージを設置し、観光情報やグルメ情報の提供を行うほか、宿泊者からの情報をマップ上に映すことで利用者同士の情報交換やコミュニケーションの場も提供する
さらに、全客室に多言語対応スマートスピーカーを設置し、客室の機能や使用方法等の質問に応えるほか、館内案内、音楽プレーヤーとしても使用できる。また一部客室では、スマートミラーで天気予報や音楽の提供を行う。