2020年10月15日14:47
シンガポール航空は、支払い機能や日々の買い物での割引・特典サービスがすべて1つにまとまった新アプリ「Kris+(クリスプラス)」の提供を開始した。すでに提供しているデジタルウォレットアプリ「KrisPay(クリスペイ)」にさまざまな機能や特典が追加されたKris+では、食事や買い物、エンターテインメントを割引料金で利用できる。また、日々の買い物でマイルを獲得したり、貯めたマイルを支払いに利用可能だ。
Kris+では、インターフェースやユーザー・エクスペリエンスの機能がアップデートされ、同アプリを利用している利用者の場所や興味をもとに、割引やマイルバック、即時に受けられる特典、誕生日特典、PPSクラブの会員向け特典など、利用者に合ったさまざまな特典を利用することができるという。
現在、Kris+にはシンガポール国内で150以上のパートナーがおり、シンガポール航空の利用者向けに考えられた内容かつ割引料金の特典を650店舗以上で提供している。今後数カ月でさらにパートナーは増加するそうだ。日本で利用いただける特典やサービスも順次開始する予定だ。
また2021年1月からは、シンガポールに居住し海外旅行に行く人が、対象の旅行先でKris+の現地パートナーおよび加盟店で特別オファーや特典を利用できるようになる。
なお、ブロックチェーン技術を活用した世界初のエアライン・ロイヤリティ・デジタルウォレットであるKrisPayも、Kris+に統合されている。アプリ内の支払い機能も近日中に強化を行い、購入ごとにより多くのマイルを貯められるようになるなど、今後さらに加盟店や特典を強化する。
Kris+は、App StoreとGoogle PlayのPlay Storeですでに13万回以上ダウンロードされている。Kris+への投資は、今後航空事業以外での収入源を拡大させるための同社の継続的戦略の一つの柱となる。同社のマイレージプログラム「KrisFlyer(クリスフライヤー)」の事業をさらに成長させ、同プログラムのさらなる認知拡大に繋げるという。さらに同サービスは、シンガポール航空の利用者にとっては毎日の買い物で割引を受けられ、加盟店にとってはシンガポール航空の470万名のKrisFlyer会員へのビジネス機会を設けることができ、双方にメリットをもたらしているそうだ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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