2012年6月8日10:00
日本データカードは、八十二銀行において、予てから稼働中の集中発行型カード発行システム「MX6000」に、集中型TIMでは国内初となる国際規格ISO/IEC 7811-9 TIM(触覚識別マーク)準拠のエンボス加工を施した磁気キャッシュカード発行機能を追加し、2012年5月30日より発行を開始したと発表した。
MX6000で磁気キャッシュカードの自行内発行を行っている八十二銀行では、積極的にバリアフリーに配慮した取り組みを行っており、磁気キャッシュカードのバリアフリー対応の実現を目指している。今回、MX6000をTIM準拠のエンボス加工対応にすることにより、既存の基幹システムの仕様や従来のカード発行業務の運用に変更を加えることなく、コスト面・運用面の効率化を図り、シームレスな磁気キャッシュカードのバリアフリー対応を実現したという。
日本データカードでは今後も八十二銀行と同様にバリアフリーの観点から顧客満足度の向上に取り組んでいる銀行をサポートする機能として、TIMエンボス加工を集中発行型カード発行システム「MXシリーズ」から、今夏リリース予定の即時発行型の新型エンボッサー「CE870」まで、ニーズに合わせたカード発行ソリューションを展開していきたいとしている。