2012年6月27日12:23
大日本印刷(DNP)は、NFCとFacebookを連携させて、オンラインから実店舗への来店を促すO2O(Online to Offline)サービスの販売を7月上旬より開始すると発表した。DNPは今回開発したサービスで、2012年度中に約30件の導入を目指す。
同サービスは、ポスターなどに加工したNFCタグを、駅やショッピングセンター、店頭などに設置し、生活者がNFC搭載スマートフォンをかざすだけでキャンペーンやスタンプラリーへの参加、クーポンの入手ができるといった来店誘導を実施できる仕組みを提供するものである。キャンペーンの応募受付やクーポン配布などをFacebookと連携して行うため、利用した生活者の友達にもその内容が伝わり、効果的な情報の拡散と店舗への送客を実現するという。
また、NFCタグを活用することで、生活者がスマートフォンをかざした場所の情報が取得でき「どの場所でクーポンを取得した生活者の来店が多いのか」「場所ごとに、どのキャンペーンの人気が高かったのか」といった、セールスプロモーションの効果検証が行える。さらに、企業が会員組織を持たなくてもFacebookを通じてプロモーション情報を広く告知することが可能だ。
なお、DNPでは、同プラットフォームを利用したシステムを、6月27日に東京都港区台場で開催される、NFCフォーラム東京大会「Solutions Showcase」で披露するという。