2012年9月26日16:20
ニッセンと、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)はこのほど、相互の事業発展および競争力強化に向けた包括的な業務提携について基本合意したと発表した。今回の提携により、ニッセンは、CCC が運営・提供するT ポイントサービスを2013 年秋より導入する予定だ。
CCCが運営するT ポイントサービスは、日本人口の3 人に1 人にあたる4,188 万人が利用し、T ポイント提携企業88 社約4万8,000 店舗で利用できる共通ポイントサービスである。T 会員は、TSUTAYA やファミリーマート、ENEOS、ガスト、Yahoo!ショッピングなどの参加店・サービスにおいて、T カードを提示・登録すると利用金額に応じてT ポイントが貯まり、貯まったT ポイントを参加店・サービスで1 ポイント1 円として利用できる。
一方、ニッセンは、日本人口の4 人に1人にあたる約3,000 万人のF1・F2 層を中心とした顧客基盤を有し、カタログ・PC・スマートフォンなどのマルチチャネルを通じて、アパレル・インテリアなどのファッションアイテムを中心に常時2 万~3 万アイテムを取りそろえるカタログ通販ブランドである。
ニッセンは、T ポイントサービスを導入することで、リアルとネットとカタログのマルチチャネルを横断しながら、さらなる新規顧客の獲得および既存顧客のリピート率向上を図る。T ポイントサービスは、2012 年1 月に女性会員数が初めて男性会員数を上回り、今後も女性会員の利用拡大が見込まれる中、国内有数の女性顧客基盤を有するニッセンと提携することで、会員層のさらなる拡充が可能になるとCCCでは期待している。
また、両社は、今後の具体的な提携協議を踏まえ、双方の強みである国内トップレベルの媒体規模・会員基盤を活用した各種アプローチによって、日本全国の顧客に対する有益なライフスタイル提案力および顧客ニーズに基づいた最適なサービス提供力を進化させることで、中長期的に両社の顧客価値向上を実現していきたいとしている。