2014年3月14日13:05
ロイヤリティ マーケティング(LM)は、同社が運営する共通ポイントサービス「Ponta」のゲーミフィケーション型O2Oアプリ「Pontaタイム(ポンタイム)」内で、2014年3月14日~3月23日まで、東京メトロ駅構内にある駅チカ商業施設「Echika」・「Echika fit」(メトロプロパティーズ運営)にて実施する駅チカで初となるチェックインキャンペーン「Echikaによりみち。」を実施している。3月14日には記者向けの説明会・体験会が行われた。
同キャンペーンでは、東京メトロ駅構内にある駅チカ商業施設「Echika」・「Echika fit」5施設(Echika表参道、Echika fit上野、Echika fit東京、Echika fit銀座、Echika fit永田町)にあるポスターに掲載されている対象のQRコードを「Pontaタイム」でスキャンすると、各施設にて「おこづかいポイント」が手にできる。
1施設30ポイント、5施設すべてで合計150ポイントを獲得でき、 貯まった「おこづかいポイント」はPontaポイントとして加算されるという。
共通ポイント「Ponta」は、1枚のポイントカードでさまざまな提携店舗の共通ポイントを貯めることができるサービス。2010年3月1日にサービスインし、会員数は6,095万人(2014年2月末現在)、提携社数は71社96ブランド、2万2,100店舗(2014年3月1日現在)となっている。
ゲームフィケーション型O2Oアプリ「Pontaタイム」は、アプリの中でハッパーゲージを貯めていき、それが100%になるとバッジが獲得可能だ。このバッジをコレクションごとに集めるとおこづかいポイント(Pontaポイント)が手にできる。これまでローソンやゲオに行かなければ貯まらなかったポイントが遊ぶだけで気軽に貯まるのが特徴だ。
「Pontaタイム」は、「便利・お得・楽しい」と「エモーション」をキーワードに、Ponta会員と提携社・企業をつなぐアプリとなる。Ponta会員には、普段貯めているPontaポイントを貯める楽しみに、エモーショナルな体験をプラスできるという。これにより、Pontaへの関与度が上がることでPonta会員のロイヤルユーザー化につながるそうだ。また、提携社は、Pontaをより気軽に使ってもらうためのマーケティングツールとして利用可能だ。ロイヤリティ マーケティング IDマーケティング事業本部 O2O事業開発ユニット 中村佳奈子氏は、「消費者と企業の間に立っている我々だからこそできるアプリです」と説明する。
ユーザー特性としては、毎日アプリを起動する粘着性の高いアクティブユーザーが多数存在するという。ダウンロード数やアクティブ率は公表していないが、リリース後順調に数値は伸びているそうだ。ユーザーの中心は、Ponta会員同様の分布で20~40代が中心。チェックインデータは分析に活用可能だ。さらに、バッチやポイントをモチベーションに能動的なリアルの行動につなげているという。今後は、カード同様の会員証機能の提供も検討している。
ソリューションとしては、店舗に掲示してあるQRコードやJANコードを読み取るとポイントやバッジが獲得できる「チェックイン」、ポンタや自社キャラクターのバッジコレクションを実施することで、キャンペーンサイトへの送客やメルマガの登録を促進させる「バッジコレクション」の2つが中心となる。
チェックインは、「Echika」・「Echika fit」以外にもメンズ・レディスファッション専門店「AOKI」が実施する“新生活応援チェックイン キャンペーン”で採用された。また、バッチコレクションは、テレビ東京の視聴者参加番組「MISSION OO1」とのコラボ企画で採用され、番組の参加賞としてクーポン付バッジを配布している。
今回、LMと連携し「Echikaによりみち。」を実施する理由について、メトロプロパティーズ 営業部 営業推進担当 高野由衣氏は2つの理由を挙げた。1つは同社が東京メトログループで地下鉄の安全が第一のため、運行に支障のないシステムであること、2つ目は駅の利用者がメインで顧客情報は取得していないため、Pontaの会員基盤を活用することで商業施設の運営に生かせる点となる。
なお、メトロプロバティ―ズでは、3月14日から、1,000円以上の購入者にスクラッチカードを配布し、当たると300円分の買い物券をプレゼントするキャンペーンも実施している。