2014年11月10日15:35
日本航空(JAL)とロイヤリティ マーケティング(LM)は、両社の会員サービスのさらなる向上に向け、業務および資本提携を行った。
JALは、マイレージ会員組織である「JALマイレージバンク」(JMB)を運営し、約2,840万人のJMB会員が搭乗やショッピングでカードを利用している。一方、LMは、提携社数81社107ブランド(2014年11月1日時点)、国内約6,635万人(2014年10月末時点)の会員を有する共通ポイントサービス「Ponta」を運営している。
JALとLMは2010年3月より「JMBローソンPonta VISAカード」を通じてポイント交換サービスを提供してきたが、同提携により、さらにJALマイルとPontaポイントの利便性を高めていく方針だ。
具体的には、JALマイルとPontaポイントの相互交換サービスを2015年春より開始。「JMBローソンPonta VISAカード」保有者以外でも交換が可能となる。JALマイル3,000マイル(1,000マイル単位)から「Pontaポイント」に交換できるようになることで、JMB会員とPonta会員の利便性向上を目指す。また、交換レートについてはJALマイル3,000マイル以上10,000マイル未満の場合、1マイルを0.5Pontaポイントに交換できる。また、10,000マイル以上の場合、 1マイルを1Pontaポイントに交換できる。交換は、JALのWEBサイトで受付予定となっている。
また、2PontaポイントをJALのマイル1マイルに、2Pontaポイント単位で交換可能だ。こちらは、PontaのWEBサイトで受け付ける予定だ。
さらに、両社の会員の満足度をより高めていくために、今後、キャンペーンなどでJALグループ便においてPontaポイントを活用した新サービスの開始を予定しているそうだ。
なお、同提携において、JALは、LMの第三者割当増資によって、15%の資本参加を行った。これにより、LMの株主構成及び所有割合は三菱商事が47.37%、ローソンが20.00%、リクルートホールディングスと日本航空が15.00%、ゲオホールディングスが2.63%となっている。