2015年4月14日11:57
凸版印刷は、同社が運営する国内最大級の電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」において、「Shufoo!」アプリの機能をASPで提供することで、流通企業が自社顧客向けアプリを持てる「Shufoo!スマートフォンアプリASPサービス」に、会員ID連携機能を追加したと発表した。2015年4月中旬より本格的な提供を開始する。
第一弾として、マルエツが提供する個店のチラシ情報などが閲覧できる「マルエツチラシアプリ」に対し、マルエツが導入する共通ポイントカード「Tカード」との連携機能を提供した。
「Shufoo!スマートフォンアプリASPサービス」は、イオングループ、イズミ、イズミヤ、イトーヨーカ堂、オークワ、コーナン商事、上新電機、西松屋チェーン、ユニーなどにASP提供を行っている。このほど、導入企業が、自社会員データベースとアプリを連携させ、会員カード機能を顧客に提供できるようバージョンアップを実施。加えて、導入企業は、自社の顧客データをチラシ・クーポンなどのログデータと組み合わせることで、チラシ・クーポンの配信から来店・購入まで一貫した効果検証が可能になる。また、その結果に基づき、例えば、ユーザーの購買履歴や年齢・性別に応じてクーポンを配信するなど、各アプリユーザーに対して、最適なコンテンツ配信ができるそうだ。
提供価格は、初期費用200万円、月額利用料10万円~(51店舗以上 2,000円/店)、ID連携機能はシステム確認後に都度見積となる。凸版印刷は、流通企業に対してサービスの拡販を行い、2016年3月末までに20社への導入を目指す。