2015年7月16日16:45
吉野家と、Tポイント・ジャパン(TPJ)は、このほどTポイントプログラム契約を締結したと発表した。これにより、年度内を目途に、吉野家が展開する牛丼チェーン店「吉野家」1,179店舗(2015年6月末)において、Tポイントサービスを開始する。
吉野家は共通ポイントサービス「Tポイント」を導入することで、Tポイントのデータベースを活用したCRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)に取り組み、ロイヤルユーザーの継続利用、新規顧客の定着化などを目指す。
また、Tポイントのビッグデータを活用することで、精度の高い顧客属性や行動分析、Tアンケートを活用した消費者インサイトの把握などを通して、商品開発や販促施策などの充実につなげる方針だ。そのほか、店舗開発に関しても、データベースをもとに、新店の売上予測の精度アップを図るなど、さまざまな分野に積極的に取り組んでいくという。
なお、TPJが運営する「Tポイント」は、日本人の4割にあたる5,431万人(アクティブ・ユニーク数)が利用し、リアルとネットを合わせ、約39万店舗を超える分野で利用可能だ。牛丼チェーンは、T会員からのTポイントサービス参加要望が高い業種であることから、吉野家でのサービス開始をきっかけとして、さらなるTポイント利用率向上と顧客満足度向上を期待している。