2015年10月1日15:25
三越伊勢丹ホールディングスとカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は、マーケティング事業を推進する新会社の設立を中心とした包括的提携に向け、2015年10月2日、基本合意書を締結したと発表した。
三越伊勢丹は、伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店、三越銀座店といった百貨店を有している、一方、CCCは、5500万人超のT会員が利用する共通ポイントサービス「Tポイント」を核としたデータベース・マーケティング、「T-SITE」「蔦屋書店」「蔦屋家電」等の商業施設を展開している。
今回の提携は、両社のアセットを有機的に融合することにより、両社それぞれのグループビジョン(三越伊勢丹:「世界随一の小売サービス業グループ」、CCC:「世界一の企画会社」)の実現を加速度的に推し進めることを目的としている。
提携に向けての具体的な内容として、両社のノウハウを活かしたマーケティング新会社を設立するという(出資比率 三越伊勢丹:51%、CCC:49%)。また、2016年春より、三越伊勢丹の国内百貨店子会社で「Tポイント」の利用を開始する。さらに、両社が共同で、ライフスタイル提案型商業施設など、新たな事業の企画・開発を検討するという。