2017年1月20日16:52
キリンビバレッジバリューベンダー(KBV)とLINEは、自動販売機にビーコン端末を接続し、LINEが提供するコミュニケーションアプリ「LINE」およびその関連機能を活用することで実現した、独自の自動販売機コミュニケーションサービス「Tappiness(タピネス)」を2017年春より東京・大阪で展開すると発表した。17年夏以降、東京・大阪以外の全国主要都市部で順次展開していく。
KBVとLINEは、2015年10月から自動販売機事業におけるO2Oプロモーションプロジェクトの推進に向けて共同で取り組んでいる。第一弾として、LINE ビジネスコネクトを活用し、フレーム付自撮り写真提供機能「VENDORPHOTO(ベンダーフォト)」を搭載したデジタルサイネージ自動販売機を展開している。
今回、第二弾として、「Tappiness」を展開。「LINE」と自動販売機がビーコン経由でつながり、購入ごとにドリンクポイントが付与され、一定のドリンクポイントが貯まると自動販売機で好きな飲料と無料で交換可能となるなど、「LINE」およびその関連機能を活用したさまざまなサービスを提供するそうだ。
KBVは、国内6,400万人の月間アクティブユーザー数(2016年9月時点)を誇る「LINE」をタッチポイントとして活用することで、多くの利用者に新たにアプリをダウンロードしてもらう手間を省き利便性を図る。また、飲料交換以外にも「LINE」の特長を生かした新たなサービスの提供を予定している。
LINEは「LINE」のビジネスプラットフォーム化を推進しており、日本全国に設置されるキリン自動販売機を通じて、LINE Beaconやポイントカード機能を広くユーザーが体験し、利便性を実感してもらうことで、各機能のサービス認知や利用頻度の向上を図る。