2018年6月28日17:39
LINEは、同社が運営するコミュニケーションアプリ「LINE(ライン)」において、「LINE」を活用した法人向けポイントサービス「LINEポイントコネクト」の提供を開始したと発表した。
LINEでは2013年より、LINEの各種サービスや店舗、ネットショッピングなどで貯めて使えるポイントサービス「LINEポイント」を提供しており、2018年6月時点での会員数は8,900万人、年間アクティブユーザーは3,000万人を突破している。LINEポイントは、LINEショッピング、LINEデリマなどのLINEの各種サービスの利用や、企業の公式アカウントを友だち追加する、LINEアンケートに回答する、動画広告を視聴する、などによって貯めることができ、貯まったLINEポイントは、LINE Payでの支払いやLINEスタンプ、着せかえといった各種LINEコンテンツの購入などに使用できる。
今回提供を開始した「LINEポイントコネクト」は、企業のLINE公式アカウントや決済端末を通じたLINEポイントの発行・消費を可能にするサービスとなる。
特徴として、まずユーザーへのLINEポイントの発行が可能なプランとなる。「LINEログイン」や「LINEビジネスコネクト」を導入することで、会員登録などを行わずにユーザーへLINEポイントを付与することが可能だ。LINEポイントをインセンティブとしたオンライン販促キャンペーンなどに適したプランであるという。
また、各企業が持つPOSレジ、決済システム、CRMと連携することで、実店舗での購入金額に応じたLINEポイントの発行、およびポイント消費が可能なプランとなる。各種商品の購入時に、購入代金の一部にLINEポイントを充当し、支払いに利用することが可能だ。
LINEポイントでは、いわゆる物理カードの発行は行わず、LINEアプリを提示するだけでポイントの発行・消費が可能だ。月間利用者数7,500万人、DAU/MAU85%超のLINEをプラットフォームにすることで、より手軽にポイント訴求をすると同時に、カード発行の手間やコストの削減、店頭オペレーションの簡易化を実現するとした。ポイントの発行・消費時に、自社のLINEアカウントへの友だち登録を促すことで、後追いプロモーションも可能になる。
また、LINEポイントは排他契約や一業種一社を前提としないオープンなポイントサービスであり、幅広い業種・業態の企業で利用可能だ。