2020年11月13日21:55
GMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)の連結会社であるGMOペイメントサービス(GMO-PS)は、オンライン(EC)・オフライン(対面)を問わず、BtoB取引を行う事業者向けの後払い決済サービス「GMO掛け払い」を、2020年11月13日より提供開始した。
「GMO掛け払い」は、決められた期日までに代金を支払う「掛け払い」が主流であるBtoB取引において、売り手側である導入企業の請求関連業務をGMO-PSが代行するサービスだ。同サービスでは、売り手企業にかかる業務負担を軽減し、買い手企業の支払い状況に関わらず、GMO-PSが所定日に売上金を入金するという。
日本国内のBtoB取引における支払いは、商品やサービスの納品・提供後に請求書を送付し、決められた期日までに支払われる「掛け払い」が一般的だ。しかし、売り手企業には、「与信判断から請求書発行、入金管理、未入金時の督促などの作業が取引先ごとに発生する」「売掛金の回収が遅れる、もしくはできない可能性がある」というような業務負担や、売掛金の回収リスクが生じている。
このような中、ペーパーレス化や業務の効率化にとどまらず、ITを活用してビジネスモデルを変革していくDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進に取り組む動きが出てきている。その一環として、BtoB取引で業務負担の大きい請求関連の業務を代行するとともに、売上金の立て替えを行う後払い決済サービスの導入が進みつつある。
そこでGMO-PSは、売り手企業のBtoB取引におけるDXの推進と未回収リスクの負担をなくすことを目的に、2013年5月から提供しているBtoC EC取引向けの後払い決済サービス「GMO後払い」の知見やノウハウを活かし、BtoB取引向けの後払い決済サービス「GMO掛け払い」を提供することとなった。
「GMO掛け払い」は、GMO-PSが提供するBtoB取引向けの後払い決済サービスだ。法人・個人事業主に関わらず定期的に利用のあるルート営業の取引先や、サブスクリプション型サービスの利用など、オンライン(EC)・オフライン(対面)を問わず全てのBtoB取引で利用できる。与信審査・請求書発行・入金管理・未入金時の督促といった業務をGMO-PSが代行するため、事業者は請求業務の効率化が図れるそうだ。さらに、取引先の支払い状況に関わらず、代金の未回収リスクはGMO-PSが負担し、ひと月分の取引の売掛金を所定日に立て替えて入金する。