2026年5月26日8:00
楽天グループとファミリーマートは2026年5月22日に記者説明会を開催し、「楽天市場」のポイントアッププログラム「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」にファミリーマートが初めて参加すると発表した。楽天の「SPU」の対象サービスに楽天グループ外企業が参加するのは初となった。

「SPU」に楽天グループ外企業初参加 「世界的にも例がない」取り組み
記者説明会ではまず、楽天グループ 代表取締役会長兼社長 三木谷浩史氏が挨拶した。楽天グループとファミリーマートは、2007年に楽天ブックスと「ファミマ受け取り」を開始し、その後、楽天Edyの協業に始まり、2018年には楽天ペイ、2019年に楽天ポイントカードの協業など、利用者がお得に買い物できる環境づくりに取り組んできた。
7月から楽天のスーパーポイントアッププログラム「SPU」に楽天グループ外企業としてはじめてファミリーマートが参加する運びとなったが、「本当にエポックメイキングだと思っています」と三木谷氏は話す。SPUは、楽天市場での買い物をよりお得にできるプログラムであり、楽天会員から支持されてきた。例えば、楽天モバイルを使っている人は楽天市場での買い物で貯まる楽天ポイントがいつでも+4倍となる。貯めたポイントはスマホの通信料金にも使えるため、買い物を多くすれば通話料をゼロにすることも可能だ。
ファミリーマートでの買い物がSPUの対象となるため、楽天市場での買い物のポイントが最大18.5倍までアップする。これにより、ファミリーマートユーザーに楽天市場や楽天経済圏を使ってもらうことを推進できる。楽天では、ユーザーの生活に経済圏を活用した新たな体験を生み出していく。楽天ユーザーは自然とファミリーマートでの買い物が増え、オフラインとオンラインのシームレスなつながりを実現できる。三木谷氏は今回のファミリーマートとの取り組みは「世界的にも例がない」とした。
オンとオフが行動に融合へ win-winの実現を目指す
続いて、ファミリーマート 代表取締役社長 小谷 建夫氏が登壇した。ファミリーマートは、単なる物販の場を超えて、地域社会の生活インフラ、そして新しい体験と出会いの場所へと進化を遂げたいとした。その進化において重要なファクターの1つが、人々のライフスタイルに寄り添うポイントだ。「今やポイントはお客様にとって価値ある資産です。私たちは、この多様化するお客様の期待に応えるべく。オープンなパートナーシップ戦略を推進し、お客様一人一人がお気に入りのサービスをファミリーマートで最大限に享受できる環境作りを目指しています」(小谷氏)。全国1万6,000店舗のリアルな接点を持つファミリーマートが楽天のパートナーとして連携を深めることは、両社の価値を、相乗的に高める非常に意義深いチャレンジであるとした。
今回の取り組みは、楽天のオンラインにおける利便性と、巨大なリアル店舗網という強みを持つ2つのプラットフォームが高度に融合するということを意味する。「私たちは、楽天会員の皆様に、ファミリーマートを店舗のメイン拠点として活用いただくことで、お客様の利便性を最大化させることと同時に、当社の店舗ネットワークの価値をより一層引き上げてまいります」(小谷氏)。これは、デジタルとリアルの双方向で、価値を循環させる、真にwin-winの実現を目指すものだ。
ファミリーマートは今年創立45周年を迎えた。「一番チャレンジ」というスローガンのもと、多様なパートナーと共にこれまでの小売業の枠を超えた一番身近な存在を目指している。今回の取り組みは、多角的な戦略における重要な一歩となった。コンビニの枠を超え、広範な顧客リーチを持つプラットフォームと連携しながら、利用者の生活をより便利に、より楽しく変えていくそうだ。
ファミリーマートがSPUに参加する3つの理由 進化する「SPU」参加で経済圏のハブに!
楽天グループ取締役副社長執行役員グループCMO 河野 奈保氏とファミリーマート エグゼクティブ・ディレクター CMO 兼 マーケティング本部長 兼 デジタル事業本部長 足立 光氏からは、今回の具体的な取り組みが紹介された。
楽天は70以上のサービスを展開しており、月間アクティブユーザーは4,588万人となる。また、2つ以上のサービスを利用するクロスユース率が77.1%ある。これをつなぐのが共通IDである楽天IDと、貯まって使える楽天ポイントだ。
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