2020年12月9日8:00
メルペイは、2020年12月8日に、後払いの「メルペイスマート払い」の利用で最大1万円分のポイントが手にできる「年末年始まるっと還元キャンペーン」および新TVCM発表会を実施した。当日は、メルペイ マーケティング責任者 大前宏輔氏が同キャンペーン開催の背景について説明した。また、新CMキャラクターとして出演する藤岡弘さんがゲストで登壇した。
メルペイの利用者は800万人突破
メルペイは、同社が運営するフリマアプリ「メルカリ」のスマホ決済サービスだ。メルカリの売上金をメルカリ内で商品購入に利用したり、銀行口座を利用してチャージしたり、あと払いの「メルペイスマート払い」により利用可能だ。2019年2月の非接触サービス「iD」を皮切りに、QR/バーコードを使ったコード決済、チャージレスのメルペイスマート払いに加え、オンラインでのネット決済にも対応している。また、2020年7月には、「メルカリ」の売上金(メルペイ残高・有償ポイント)を家族や友人に送ったり受け取ったりすることができる「おくる・もらう」機能を提供し、9月には寄付機能も加えている。さらに、11月30日からは、ファンズが運営する貸付投資サービス「Funds」で公開された「メルカリ サステナビリティファンド#1」で利用可能になっている。
加えて、さまざまなクーポン機能に加えて、各種キャンペーンを開催し、日常的に使える決済としての利用機会を提供している。2020年10月時点で、メルペイの利用者は800万人を超えたという。
セキュリティ面では、より安心・安全な環境の整備に向けて、会員登録時の2段階認証の実施、犯罪収益移転防止法に基づく本人確認。24時間365日の監視など、ユーザー登録や利用において、多層的、統合的な対策を行っている。また、不正が疑われる場合は、迅速に取引制限を実施して、被害の発生を未然に防ぐようにしている。さらに、万が一の被害の発生時には全額補償をしているそうだ。
藤岡さん起用で利用を後押しし、応援する気持ちを伝える
メルペイでは、2020年12月8日から、メルペイスマート払いもしくはメルペイスマート払い(定額払い)を利用すると最大1万円分ポイントが手にできる「年末年始まるっと還元キャンペーン」を開始する。今年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響等で外出自粛をはじめとし、多くの人が我慢の1年を過ごした。メルペイでは、同キャンペーンをきっかけとして、今年1年を乗り越えた全ての人の”自分や大切な人へのご褒美”を応援すべく、新たに「年末年始まるっと還元キャンペーン」を開催する。
同キャンペーンに合わせて、藤岡弘さん、宮下草薙・草薙さん、伊藤沙莉さんを起用し、メルペイスマート払い「励まし/メルカリ」篇・「励まし/店頭」篇の全2篇を12月11日(金)より全国にて放映開始した。大前氏は「お客様の利用を後押し、応援する気持ちを伝えていくために(藤岡さんを)起用させていただきました」と説明する。
7月から2カ月以上の期間での清算が可能に
利用者は、12月8日~2021年1月18日のキャンペーン期間中、5,000円以上のメルペイスマート払いの決済をすると抽選で3万名にそれぞれ10,000ポイントが当たる。5,000円以上の決済1回に一つにつき、抽選に1口エントリーできる。また、期間中に定額払いで購入された5,000円以上の支払いも対象だ。ただし、1人あたりの当選回数は1回までとなる。また、同キャンペーン期間中、5,000円以上の決済を定額払いに切り替えると、「メルペイスマート払い(定額)」に設定した金額の50%相当分のポイントがもれなく還元される。なお、期間中のポイント還元上限は10,000ポイントとなっている。
大前氏によると、メルペイのミッションは「信用を創造して、なめらかな社会をつくる」ことだ。そして、この“信用を創造して”の部分を実現しているのがメルペイスマート払いとなっている。メルペイにおける信用は、従来の属性情報ではなく、メルカリやメルペイの利用実績に基づく信用とのこと。メルペイスマート払いは、信用を元に利用限度額が決定し、チャージレスで後からまとめて支払うことができる。また、利用者自身で月々の利用上限が設定でき、過去の利用情報がアプリ内で一覧で閲覧可能だ。7月には、定額払いが加わり、翌月精算に加え、2カ月以上の期間での清算が可能になっている。支払い期間は長くなったが、徹底した透明性を意識しているとした。利用時には今後のスケジュールをビジュアルで可視化し、支払い金額ごとにどのくらいの手数料がかかるかを確認でき、確認後に設定が完了する。
メルペイスマート払いの利用は右肩上がり
定額払いは高価格帯で利用される傾向に
大前氏は「メルペイスマート払いの利用者は順調に拡大しています」と成果を述べる。キャンペーンなどによりメルペイの利用者数が増加するとともに、メルペイスマート払いの利用者も右肩上がりだ。翌月払いは1回あたり数千円程と日常の買い物に利用される傾向がある。一方、定額払いはより高価格帯で利用されている。エンタメ、ホビーカテゴリーの利用など、「少し背伸びをしたお買い物に利用していただいています」と大前氏は述べる。現状、メルペイスマート払いは、20代、30代の利用が中心で、女性が51%と過半数を占めており、「女性にもご活用いただけるサービス」だとした。
与信管理として、メルカリやメルペイの利用実績をもとに利用の上限金額を設定しているが、2019年5月から7月にメルペイスマート払いを利用した人を対象とした2020年11月末時点での清算状況として、利用者の99%が利用分を支払い済みだとした。