2021年1月25日19:05
JR東日本スタートアップとPhotosynth(フォトシンス)は、2021年2月1日~3月末まで、Suicaを活用した新たなスマートビル入退館システムの実証実験を実施すると発表した。

今回、 SuicaのIDを活用して事前インターネット受付によるビル入退館や駅業務施設の入退館を可能にすることで新しいSuicaの活用方法を創出する。JR東日本本社ビルの受付で、 訪問者(ゲスト)は、事前の発行者(ホスト)からのメールにSuicaのIDを入力することで、来館当日に受付に立ち寄ることなく入館することが可能だ。また、一度登録したSuicaは次回以降、発行者(ホスト)に招待してもらうだけでスムーズに入館することが可能になる。今回の実証実験では、JR東日本社員を対象とし、支社などで働く社員の本社来訪シーンにおけるビル入退館の体験向上を検証する。
同取り組みは、JR東日本メカトロニクスの協力を得て実施する。JR東日本グループは、同実験を踏まえ、SuicaのIDを活用した新たなサービスを実現していくそうだ。また、フォトシンスは、アクセス認証基盤「Akerun Access Intelligence」をスマートビル入退館システムの認証基盤として活用することで、Suicaの新たな活用方法の創出に貢献するとともに、 “キーレス社会”の実現に向けた取り組みを今後も推進していくという。
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ペイメントナビ編集部
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