アメックスとヒルトンが日本で提携クレジットカードを発行する狙いとは?

2021年3月15日9:05

アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.とヒルトンは、2021年3月9日にオンラインで記者説明会を開催し、「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード」および「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」の発行を同日から開始した。

「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード」
「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」

米国外で初のカードを発行
提携カードの枠を超えたパートナーシップ

今回、アメックスとヒルトンとの提携カードとして、米国外では初の発行となるが、両社にとって日本は成長市場となるそうだ。

ヒルトンは119カ国の地域、18ブランド、6,400軒以上(約100万室)でホテルを運営している。ホスピタル、イノベーション、グローバルリーダをブランドの柱としてビジネスを展開している。一方、アメックスはサービス、信頼、安心を柱に、世界140カ国でクレジットカードや旅行関連ビジネスを展開している。両社では、1995年にアメリカでの提携カードの発行を開始。以来、25年以上にわたり関係を築いている。

新型コロナウィルス(COVID-19)感染拡大の影響は米国でも大きいが、最前線で臨む医療従事者にヒルトンのホテル100万室を無償で提供する、「提携カードの発行を超えたパートナーシップを築いてきました」とアメリカン・エキスプレス 広報部 佐藤克哉氏は話す。

2021年1月に、アメックスがイギリス、インド、オーストラリア、カナダ、日本、メキシコの世界7カ国で実施した旅行に関する意識調査「グローバル トラベル トレンド レポート」(日本は1,000人対象)によると、日本の回答者の85%が、「旅行の計画があると、楽しみが増える」と回答した。また、60%の人が「旅行の予約をする際に自分にとって特に重要と考えるポイントがコロナ前とは違っている」について「はい」と回答した。さらに、61%の人が「クレジットカードのポイントは、安心して休暇に行けるようになった時のために、今はためたままにしておくつもりだ」としており、将来の旅行に備えてスマートにポイントを貯めたいという消費動向が伺えるとした。

宿泊や毎日の買い物で効率的にポイントが貯まる
カードの更新でウィークエンドの無料宿泊特典

新たに発行する2つのカードの特徴として、佐藤氏は3つを挙げた。1つめは、ゲスト・ロイヤルティ・プログラムのボーナスポイントが毎日の買い物で利用すると効果的に貯めることができる点だ。また、ヒルトンの宿泊やレストラン等の利用により、さらに効果的にポイントが貯まる。

2つめは、カードの毎年の更新で、ホテルの予約が取りにくい、ウィークエンドの無料宿泊特典を提供するという。

3つめは、ヒルトンオーナーズのゴールドステータスが無条件で付き、「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」は利用条件はあるが、最上級のダイヤモンドステータスが付く。

「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード」は、年会費1万6,500円、家族カード1枚無料、2枚目以降6,600円となる。ボーナスポイントは、日常の買い物で100円につき2ポイント、ヒルトングループ施設やレストランでは100円で3ポイント付く。プログラム期間中にカードを合計150 万円以上利用し カードを継続すると、ウイークエンド無料宿泊特典1泊分がプレゼントされる。日本国内17 ホテルと韓国2 ホテルで、宿泊は25%割引、レストランは最大20%の割引を受けられる優待特典プログラム「ヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパン【HPCJ】」は、通常年会費2万5,000円(税込み)で提供しているが、同カードの基本カード会員および家族カード会員には初年度の年会費1万円(税込み)、以降、更新ごとに1万円で提供する。アメックスならではの特典として、国内空港ラウンジの無料アクセス、手荷物無料宅配(成田、中部、関空)、旅行傷害保険、グローバル・ホットラインを付帯している。

「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」は、初年度年会費6万6,000円、家族カードが3枚まで無料、4枚目以降1万3,200円となる。家族カードが3枚無料なため、ポイントをより効率よく貯めることができるとした。

日常の買い物では100円につき3ポイント、ヒルトンでの利用で7ポイントと、より多くのポイントを貯めることができる。ウイークエンド無料宿泊特典は、カードの更新時に無条件で付与される。さらに、 プログラム期間中にカードを合計300 万円以上利用し、カードを継続するたびに、ウイークエンド無料宿泊特典をもう1 泊分プレゼントする。また、 ゴールドステータスは無条件で付帯し、1月~12月までの1年間で合計200万円以上利用すると、エグゼクティブラウンジへのアクセスや到着日48時間前までの予約で客室が保証されるダイヤモンドステータスを提供する。アメックスならではの特典として、手荷物無料宅配が成田、羽田、中部、関西に加え、羽田空港の第3ターミナルの宅配が付く。さらに、3万円のスマートフォン保険や航空便遅延補償など、 充実した特典も併せて利用できる。

期間限定の入会特典として、ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードはカード入会特典で1万ポイント、期間限定特典として入会で2,000ポイント、入会1カ月で1,000円以上を10回カード利用すると1,000ポイント、入会6カ月で75万円以上のカード利用で1万ポイントが貯まり、最大2万5,000ポイントが獲得できる。一方、ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードは、カード入会特典で3万ポイント、期間限定特典として入会で5,000ポイント、入会1カ月で1,000円以上を10回カード利用すると1万ポイント、入会6カ月で150万円以上のカード利用で3万ポイントが貯まり、最大7万5,000ポイントが獲得可能だ。

両カードで貯まったポイントは、対象ホテルやリゾートでの宿泊はもちろん、スパトリートメントの利用、レストランでの食事など、さまざまな体験に利用できる。

「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード」および「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」の主な特長

チェックイン可能なアプリは日本語対応も検討
コロナ禍の発行開始で提供する価値とは?

ヒルトン 日本・韓国・ミクロネシア地区 広報渉外部 尾上恵美子氏によると、「ヒルトン・オナーズ」の会員数は世界1億1,200万人以上を有している(国内の会員数は非公表)。 ヒルトンの公認予約チャネル経由で直接予約したヒルトン・オナーズ会員は、英語と中国語では、オーナーズアプリを提供しており、デジタルチェックインができたり、客室を自分で選択できる。さらに、カードキーではなく、自身のスマホで開錠できるデジタル・キー(日本国内では一部のホテルでデジタル・キーの利用が可能だが、事前にフロントでチェックイン手続きをする必要あり)を提供している。中国のオーナーズアプリの導入も時間がかかったが、日本語対応は社内でも常に検討しており、近い将来提供していきたいという。オーナーズアプリは簡単に使えるようにユーザビリティを意識しており、日本人の利用者も有している。

国内のヒルトンは4ブランド、17軒(7,000室以上)の利用が可能だが、8軒が新たに開業予定だ。2026年に開業予定の「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」、京都に開業した「LXRホテルズ&リゾーツ」、2022年に開業の「ヒルトン・ガーデン・イン京都四条烏丸」などの新ブランドも展開している。コロナ禍の中、すべてのホテルで人が触れる箇所に消毒を行う「ヒルトン・クリーンステイ」、デジタル・キーによる非接触型のチェックインなど、利用者に安心して楽しんでもらえるようなホスピタリティをもってサービスを提供している。

佐藤氏は「旅行をするのが好きな方、ホテルに滞在してゆったりと時間を過ごすのが好きな方など、多くの方にこのカードの良さを知っていただきたいと感じております」と話す。また、現在もスイーツを味わえる「ヒルトン・スイーツ」は好評であり、ゆったりとした空間で、ソーシャルディスタンスも取れて、衛生管理がしっかりしている中で楽しんでいる人が多いそうだ。

コロナ禍におけるカード発行は難しい部分もあったそうだが、「コロナの前の旅行に比べて、滞在先でより充実した時間を過ごすなど、旅に求める考えや価値が多様化している状況の中において、2つのカードがご提供できる価値は、そういったニーズに十分応えることができるもの」であると佐藤氏は自信を見せた。

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