2021年3月18日18:18
CCCマーケティングは、このほど、Tのユニークデータやアセットを活用し、生活者を中心に業界を超えたさまざまなステークホルダーと共に対話を重ねながら、世界的な課題である“持続可能な食”につながるエシカルフードアクションについて考え、行動していく共創型プラットフォーム「Tカードみんなのエシカルフードラボ」を発足した。
CCCマーケティングは、年間50億件以上の購買トランザクション、20万店舗のネットワークで扱われる60億種類の商品データ、オフライン・オンライン上の移動・行動データなど「食」にまつわるユニークデータが7,000万人の1人1人とつながっているからこそサステナブルなソーシャルインパクトを「食」の領域で起こすことができるのではないか、 との考えのもと共創型のプロジェクトとして「Tカードみんなのエシカルフードラボ」を立ち上げるという。
「Tカードみんなのエシカルフードラボ」では、 Tカードのさまざまなライフスタイルデータをもとに導き出された「エシカルな食生活を積極的に行っている」T会員、SDGsやサステナビリティ、食、海洋政策の領域に関わる知見や多様な視点を有する専門家に参画してもらい、共に“持続可能な食”を実現するための対話を重ね、「エシカルフード」の中でも未利用資源に目を向けた商品開発・啓発の取り組みと、より良い消費行動を選択する生活者の指標となる「エシカルフードスコア(仮称)」の作成・活用の2つをテーマに掲げ、社会におけるエシカルフードアクションの促進にチャレンジするそうだ。
1つ目のテーマである未利用資源の商品開発・啓発では、数多ある未利用資源の中からまずは「未利用魚」をアジェンダとして取り組む。CCCマーケティングでは、2018年より取り組んでいる「五島の魚プロジェクト」を通じて、豊かな環境に恵まれた海を持つ日本だからこそ、さまざまな工夫により付加価値をつけることで生活者の共感を得ながら「未利用魚」を活用することができ、ひいては海の恵みや持続可能な漁業、日本の食文化の未来を築いていく可能性があると認識できたという。「五島の魚プロジェクト」で得た経験を活かし、一地域、一企業だけでは、解決が難しかった社会課題に対して、「エシカルな食生活を積極的に行っている」T会員や、行政や地元事業者などの地域関係者、流通企業、メーカー企業、料理家などさまざまな知見を有するステークホルダーとともに取り組むそうだ。
2つ目のテーマである「エシカルフードスコア(仮称)」の作成・活用では、さまざまな知見や多様な視点を有する人々および食関連のメーカー各社にも協力を得ながら、エシカルやサステナブルなライフスタイルの志向性をスコアリングし生活者へ提示をすることで、 生活者自らが選択してより良い消費行動を促進するための取り組みを進めていく。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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