2021年4月7日21:48
SBI FinTech Solutionsの子会社で、国際送金サービス事業を手がけるSBIレミットは、国際カード組織であるUnionPay International Co., Ltd.(本社:中国上海市:UPI)と中国宛て送金の利便性向上を目的とした業務提携契約を締結したと発表した。
同社の中国向け送金サービスは以前より銀行口座受取、現金受取サービスを提供しているが、利用者の多い銀行口座受取サービスにおいて受取人からの即時入金ニーズが高いことから、中国で一人一枚は保有しているというUnionPayカード口座への直接送金を実現することが顧客満足度の向上につながると考え、今回の提携に至った。
同提携により、同社の利用者はUPIが提供する国際送金サービスMoneyExpressを通じて、中国工商銀行、中国銀行、中国建設銀行、中国農業銀行、交通銀行、中国光大銀行、華夏銀行など、中国国内の21銀行のUnionPayカードへのリアルタイム送金が可能になった。
なお、UnionPay International(銀聯国際)は、China UnionPayの100%子会社として設立された。世界で2,400社を超える機関と提携し、UnionPayカードは68の国と地域で発行されており、発行総枚数は90億枚を超えている。また、UnionPayカードが利用できる加盟店は5,500万店にのぼり、180の国と地域で利用されている。
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ペイメントナビ編集部
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