2018年9月5日18:26
SBI FinTech Solutionsの子会社で、国際送金サービス事業を手がけるSBIレミットは、海外向け送金取扱い累計額(円換算額)が5,000億円を突破したと発表した。
同社は、2010年12月末に開業した。現在、在留外国人人口は256万人余りと過去最高を記録しているが、政府が外国人就労の受け入れ拡大方針を表明していることなどから、今までをさらに上回るペースで在留外国人の増加が見込まれるという。このように日本に在住する外国籍の人々による海外向け送金ニーズの高まりから、同社の送金金額も大きく伸長したそうだ。同社サービスにおける登録会員数は約45万人で、そのうち約90%が日本に在住の外国籍の利用者だ。また、同社の送金先の多くはアジア諸国が中心であり、従来のフィリピン、中国、ベトナム、ネパールに加え、最近ではインドネシア、カンボジア、ミャンマー、タイ向けの送金が増加している。
2017年6月にタイ大手の民間商業銀行であるThe Siam Commercial Bank Public Company Limitedとの間で開始した米Ripple社の分散台帳技術を利用した送金は、着金スピードや経済性の点でも優れているそうで、利用が顕著に増加しているという。