2021年4月15日17:48
三菱UFJニコスとMastercardはこのほど、Mastercardが提供する「In Control for Commercial Payment(インコントロール・フォー・コマーシャル・ペイメント)」を活用した非対面取引専用バーチャルカード番号(VCN)を導入し、カードレスで事前の利用制限から個々の購買決済データと拡張データの経費精算システムへの還元までを日本で初めて一気通貫できる法人カード「MUFGカード バーチャル」の提供で合意した。このほど、商品性のすべての検証を終え、体制が整ったため、 4月1日にその取り扱いを開始した。
「MUFGカード バーチャル」は、1回使いきりの非対面決済専用のクレジットカード決済サービスだ。三菱UFJニコスが発行する非対面法人取引専用で、カードレスのパーチェシングカードに紐づく子カード(子番号)として、各購買・発注ごとに導入法人が自らVCNを取得し、子番号の利用条件(利用上限額や有効期間など)を設定して使用できる。これまでの「カード与信枠」でのB2B購買管理を、個別の購買単位で実現する同サービスは、一般企業に加え、政府や地方自治体、さまざまな団体にも有益であるとしている。
導入法人は自前のシステム構築は不要で、三菱UFJニコスが提供するWebサービスを使い、事前に「いつ」「どこで」「いくらまで」使えるかの利用制限を付けた使いきりのVCNを従業員に配布可能だ。これにより「使い過ぎ」や「不正使用」の予防措置を講じられる。
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